「嘘だッ!!!」
(竜宮レナ/ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編)
卑怯という言葉は敗者の言い訳でしかない。
自分以外の大勢の期待を背負った時、
人生のの中では絶対に負けることができないシーンは必ずある。
いくつもある。
その時、尽くすベストに上限はない。
ただひたすらに
勝つための努力を惜しんではならないのである。
自らの努力に勝手に上限を設け、
それ以上の努力をした相手を
卑怯と罵る卑怯には決して堕ちてはならない。
(園崎魅音/ひぐらしのなく頃に)
どうか嘆かないで。
世界があなたを許さなくても、私はあなたを許します。
どうか嘆かないで。
あなたが世界を許さなくても、私はあなたを許します。
だから教えてください。
あなたはどうしたら、私を許してくれますか?
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編)
あなたの乾きを癒せない。
真実を欲するあなたがそれを認めないから。
あなたの乾きを癒せない。
あなたの期待する真実が存在しないから。
それでもあなたの渇きを癒したい。
あなたを砂漠に放り出したのはわたしなのだから。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 綿流し編)
井の中の蛙は幸せでした。
井戸の外に何も興味がなかったから。
井の中の蛙は幸せでした。
井戸の外で何があっても関係なかったから。
そしてあなたも幸せでした。
井戸の外で何があったか知らなかったから。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 祟殺し編)
誰が犯人かって?
それを探す物語に決まってるでしょ?
誰が犯人かって?
そもそも「何の」犯人かわかってる?
誰が犯人なの?
私をこれから殺す犯人は誰?!
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 暇潰し編)
私が求めるものは何?
遠い異郷からやって来る騎士かもしれない。
私が求めるものは何?
永遠の沼から這い出せる岸かもしれない。
私が求めるものはたったひとつ。
得るのはキシか、それともシキ(死期)か。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に ガンガン2006年3月号付録の下敷き)
何が罪かわかりますか。
知恵の実を口にしたからではありません。
何が罪かわかりますか。
蛇の甘言に耳を貸したからではありません。
まだ罪がわかりませんか。
それこそがあなたの罪なのです。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に ガンガンパワード2005年春季号付録のポストカード)
この世でもっとも見つけ難いもの。
砂漠に落とした針一本?
この世でもっとも見つけ難いもの。
闇夜に落とした鴉の羽?
この世でもっとも見つけ難いのは。
自分自身の思い違い。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に ガンガンWING2005年6月号付録のポストカード)
私が一番不幸だった。
この迷路に出口がないことを知っていたから。
次に彼が不幸だった。
この迷路に出口がないことを知らなかったから。
その他大勢は不幸ではなかった。
自分たちが迷路の中にいることすら知らなかったから。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に Gファンタジー2005年6月号付録のポストカード)
まぶたを開けた時、そこには病院の天井が飛び込んでくる。
それから、ずっと看病してくれた悟史くんが覗き込んでくれて…。
あははは。さすがにこれは出来すぎか。
でも、いいよね?
こういうことにしても、いいよね?
生まれてきて、ごめんなさい。
(園崎詩音/ひぐらしのなく頃に解 目明し編)
砂漠にビーズを落としたと少女は泣いた。
少女は百年かけて砂漠を探す。
砂漠でなく海かもしれないと少女は泣いた。
少女は百年かけて海底を探す。
海でなくて山かもしれないと少女は泣いた。
本当に落としたのか、疑うのにあと何年?
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 解 目明し編)
一度目なら、今度こそはと私も思う。
避けられなかった惨劇に。
二度目なら、またもかと私は呆れる。
避けられなかった惨劇に。
三度目なら、呆れを越えて苦痛となる。
七度目を数えるとそろそろ喜劇になる。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 解 罪滅し編)
「結局、罪なんて、何者にも裁けないのかもしれない。 罪は裁くものではなく認めて贖罪するものだ。」
(竜宮礼奈/ひぐらしのなく頃に 解)
井戸の外の世界が知りたくて。
私は井戸の底から這い上がろうとしました。
井戸の外の世界が知りたくて。
何度、滑り落ちて全身を打ち付けても上り続けました。
でも気付きました。
上れば上るほどに落ちる時の高さと痛みは増すのです。
外の世界への興味と全身の痛みが同じくらいになった時、
私は初めて蛙の王さまの言葉の意味がわかりました。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 解 皆殺し編 冒頭)
「なら、その運命とやらを俺がブチ壊してやろうじゃねぇか。」
(前原圭一/ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編)
どうかこの夜に何があったか教えてください。
それは例えるなら猫を詰めた箱。
どうかこの夜に何があったか教えてください。
箱の中の猫は、生か死かすらもわからない。
どうかあの夜に何があったか教えてください。
箱の中の猫は、死んでいたのです。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 皆殺し編)
井戸の外にはどんな世界が?
それは、知るために支払う苦労に見合うもの?
井戸の外にはどんな世界が?
それは、何度も墜落しても試すほどに魅力的?
井戸の外にはどんな世界が?
それを知ろうと努力して、落ちる痛みを楽しもう。
その末に至った世界なら、そこはきっと素敵な世界。
例えそこが井戸の底であったとしても。
井戸の外へ出ようとする決意が、新しい世界への鍵。
出られたって出られなくったって、
きっと新しい世界へ至れる…。
(ひぐらしのなく頃に 解 皆殺し編 スタッフロール)
赤坂「…………間に合った…………」
赤坂「……数え切れない世界で後悔した。
…いつも、気付くときには手遅れだった…。 」
赤坂「………私が、ずっとずっと、
…一番伝えたかった言葉を言うよ。」
梨花「……あ、……………あ、 」
赤坂「梨花ちゃん 」
赤坂「君を 」
赤坂「助けに来た!! 」
梨花「赤坂あああぁぁああ!! 」
(赤坂衛&古手梨花/ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編)
誰だって幸せになる権利がある。
難しいのはその享受。
誰だって幸せになる権利がある。
難しいのはその履行。
私だって幸せになる権利がある。
難しいのはその妥協。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 祭囃し編)
だって、これから
もっともっと幸せになるんだもの。
これくらいじゃ、妥協なんてしないんだから。
私たちは、これまでの幸せを全部取り戻すよ。
私は百年分を。
あなたは千年分を、ね。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 祭囃し編 スタッフロール)
天よりパンが降ってきた。
ある者はなぜ肉でないかと大いに嘆いた。
天より肉が降ってきた。
ある者はパンが良かったと大いに嘆いた。
天より神様が降りてきた。
全員が喜ぶ物がわかるまで、当分は水を降らせます。
(Frederica Bernkastel/ひぐらしのなく頃に 礼)
「三四さんのことをお姉さまと呼んでみたい! 三四さんの妹になりたい!
毎朝、タイが曲がっていてよ〜って直してもらいたいぃいぃ!」
(レナ/ひぐらしのなく頃に 礼)
昔々。
神様が人間の前に姿を現していた頃のお話。
天よりパンが降ってきた。
ある者はなぜ肉でないかと大いに嘆いた。
天より肉が降ってきた。
ある者はパンが良かったと大いに嘆いた。
天より神様が降りてきた。
全員が喜ぶ物がわかるまで、当分は水を降らせます。
天より雨が降ってきた。
みんなは服が濡れると大いに嘆いた。
天より炎が降ってきた。
みんなは家が焼けると大いに嘆いた。
天より神様が降りてきた。
全員が喜ぶ物がわかるまで、当分は何も降らせます。
天より何も降ってこない。
ある者は神に見捨てられたと大いに嘆いた。
天より色々降ってきた。
ある者は降らせる物を選べと大いに嘆いた。
天より巨岩の雨が降ってきた。
これでようやく嘆きの声はなくなった。
天より雨が降ってきた。
通りすがりの旅人は感謝する。
神よ、予期せぬ天気に感謝します。
お陰で我が旅路は退屈せずに済むのです。
神は応えずに見送った。
それでいい。神とサイコロは無口でいい。
(Frederica Bernkastel/ひぐらしのなく頃に 礼)
運命に泣かず、挫けることを知らない。
そんな彼女は美しかった。
誰にも媚びず、最後まで1人で戦った。
そんな彼女は気高かった。
彼女は眩しくて、ただただ神々しくて。
私には、そんな彼女が必要だった。
(フレデリカの詩/ひぐらしのなく頃に 以前製作日記にアップされていた物)
「よその学校でも結構です。 アメリカンハイスクールからの転校生でも、どこかの研究所で開発した試作型のメイドロボットがテスト運用でも、私は一向にOKです。 むしろ問題なし。 ウェルカムです。 ふふ」
(知恵先生/ひぐらしのなく頃に 祭)
竜宮さんが不良になる
→悪いことして逮捕される
→担任の重大な責任
→懲戒免職
→カレーが食べられない
→死
「ガーン、ガーン、ガーン……」
(知恵先生/ひぐらしのなく頃に 祭)
「男が何度もくどいですわね。 愛の囁き以外は、男は一言で十分ですのよ?」
(北条沙都子/ひぐらしのなく頃に 祭)
「あなたはそんな人じゃない、古手梨花は私が一番大切な、そして一番誇りに思える友達なのです!!」
「だから、もっと生きるためにあがいてごらんなさいませ! 今度は、私があなたを導く番ですわ! さぁッッ!!」
(北条沙都子/ひぐらしのなく頃に 祭)
圭一「お前らはわかってない!! わかってない!!!!」
不良「なな、何がじゃああああ!!!」
圭一「全裸には萌えがない!!! 服は脱がせても靴下は脱がすな!! たとえお天道様が西から昇ることがあろうとも!! 絶対絶対これは萌え業界の鉄則だあああぁあああ!!!」
そう! 俺は親父の息子!! 俺のDNAにはしっかり組み込まれてる。 『萌え』に対する熱い熱い思いがぁ!
そんじょそこらの付け焼刃で萌えを語るヤツは許さねぇ!
いいか。萌えとは情熱だ。 いや、芸術だ。 爆発なんだぁ〜〜〜〜っ!!
(圭一&不良/ひぐらしのなく頃に 祭)
羽入「……全身ーー。 嘘です。 では、あなたの目は? 口は? 耳は? そして頭と、心は?」
羽入「まだ動いているではありませんか。 それに、その赤い血は今も、あなたの全身を駆け巡っていないのですか?」
圭一「ーーーそ、それは……ッ!」
羽入「それが動いているのは、あなたの意志の力。 生きたいと願い、誰かを守りたいと願う、優しくて尊い魂の導き」
羽入「ならば、強く願え。 もっと強く、猛々しく、目の前の敵を倒し、大切な人を守りたいと、その五臓六腑と手足、指の先にまで命令しろ!」
羽入「運命など幻想、神の力など無力!」
羽入「サイコロの目を決めるのは天でも、神でも、ましてや偶然でもない!」
羽入「それはあなたの意志、全てを打ち貫こうとする、誰にも負けない意志の力ッッ!!」
圭一「ぐ………ぐぅおぉぉおぉッッッ………!!」
羽入「前原圭一。 誰よりも罪深く、そしてそれゆえに高潔で優しさを貫こうと志す強き心の人よ!」
羽入「岐路は全て用意した、しかしそれを乗り越え壁を打ち破ったのはお前の力だ!」
羽入「負けるな! 立て! 立ち上がれッ! そして運命が人の意志よりも脆くて儚いことを、この私に見せてみろぉぉおぉッッッ!!!」
(羽入&圭一/ひぐらしのなく頃に 祭)
「だいたいこんな面白いネタ、静めてもしょうがないでしょう? 火を消すぐらいなら、ガソリンぶっかけて火の海にしたほうがそりゃもう、爽快ってやつですか?」
(園崎詩音/ひぐらしのなく頃に 祭)
「信じるのは難しいけど、信じなきゃはじまらないって、……誰かが言っていた気がします。 ……信頼に答えなきゃ、奇跡を信じる資格なんてありませんからね」
(園崎詩音/ひぐらしのなく頃に 祭)
……そうじゃない。 血が絆ってわけじゃない。 ましてや上も下も、関係ない。
だって、わかってるから。
お互い、対象は違った大切なものを持って、それを守るためならどこまでも一生懸命になれるって、わかりあっているから。
そう、私はもう、あの子にはなれない。
あの子が、もう私にはなれないように。
でも、……それでいい。 私は、きっとそれでとても、幸せだから。
「私は、園崎詩音。 ………詩音で、十分です」
そらを見上げて、私はそう呟く。
頑張れ、魅音。 私も、詩音を頑張る。 今まで以上に、ね。
だから、……ばいばい、私の『魅音』。
……今まで肩にかかっていた重石のようなものが、ぱあっ……と消えていくような気分だった。
(園崎詩音/ひぐらしのなく頃に 祭)
詩音「じゃあ、指きりげんまん」
詩音「指きりげんまん。嘘ついたら……」
圭一「嘘ついたら?」
詩音「えっと、えっと……」
詩音「嘘ついたら、脳天かち割って、脳みそダラダラ言わす♪」
圭一「脳みそダラダラ……」
(圭一&詩音/ひぐらしのなく頃に 祭)
魅音「おじいちゃん! 今度の日曜日にみんなでバーベキューパーティーを開きたいんだけど、協力してくれないかな?」
公由「パーティー? ……そりゃ一向に構わないけど、何のお祝いなんだい?」
魅音「うん! やっとさ……やっと、見つけたんだ! 私の全てを任せられる男の子をね!」
(魅音&公由/ひぐらしのなく頃に 祭)
(魅音が受験勉強を始めた理由を圭一に聞かれて)
魅音「……じゃ、じゃあ……言おうか……な……」
圭一「おう、言ってみ言ってみ〜」
魅音「いっ……。 一緒の学校に、行ってみたいなと思って!……ね」
圭一「一緒の学校……………誰と?」
魅音「……………だから、………圭ちゃんと」
(魅音&圭一/ひぐらしのなく頃に 祭)
「ならばしっかりその目で見ろっ! 次期頭首園崎魅音の、覚悟をなぁぁあぁッッ!!」
(園崎魅音/ひぐらしのなく頃に 祭)
「ねぇ圭一くん、魅音と詩音、どっちか好きな方を持ってお行きよ! おばさんのことは今日からお母さんって呼んでいいからねぇ!」
(園崎茜/ひぐらしのなく頃に 祭)
茜「……県警の旦那。 私ぁ生まれてこの方、嫌いなものが2つある。 何かわかるかい」
大高「は、……はぁ……?」
茜「1つはシイタケ! 生まれた時からこいつだけは苦手でね。 食うのも駄目だしダシを取ったのもダメさ!」
茜「もう1つは嘘!! 食わされるのも駄目だしダシに使われるのも気に入らないッ!!」
茜「ここまでコケにされちゃ退けないねぇ!! 鹿骨の鬼姫、園崎茜ッ!! 売られた喧嘩には値引かないのだけが自慢さぁ!!!」
(園崎茜&大高/ひぐらしのなく頃に 祭)
「に……、にぱーー\(>▽<)/ーー!」
(鷹野三四/ひぐらしのなく頃に 祭)
「たとえ相手が超A級スナイパーでも守りきって見せるわよッ!! にゃーにゃー! 鬼ヶ淵村の神秘万歳!」
(鷹野三四/ひぐらしのなく頃に 祭)
「『望んでいなかった』……あはは、それすら勝者にしか語れない言葉なのよ……!」
(鷹野三四/ひぐらしのなく頃に 祭)
三四「いいわ、あなたが望むなら、猫耳尻尾付きで、四つん這いになって前足で顔を洗いながら、『ご主人様大好きだにゃ〜♪』だって言ってみせる!!」
羽入「……鷹野って、みんなと同じくらいの歳だったら、きっと部活のメンバーに混じっていたと思いますのです」
梨花「そうね……。 ほら、世界恐慌の時、ウォール街で紙切れになった株券が雪のように舞ったというじゃない? 何かそうゆう感じよ、鷹野の株……」
(鷹野三四&羽入&梨花/ひぐらしのなく頃に 祭)
羽入「ーー運命にすがる者よ。 お前の強き魂は澄んだ黒。 全てを飲み込むしかできない、孤独の深遠。 それでも戦いますか。 身の程を超えて高きを望む、浅ましくも哀れな人の子よ」
三四「か、神が味方するとはね……ッ! ……げホッ、じょ、冗談じゃない……! わ、私は私の力で、運命を切り開いてきたのよッ! こんな程度で、……私の意志を拒めるとでも思ったのかこのくそ神がぁぁあぁッッ!!」
羽入「ならば、……戦うといい。 お前の気が済むまで。 私も、今度はお前と戦おうぞ」
(羽入&鷹野三四/ひぐらしのなく頃に 祭)
三四「……く、くっくっく…… わざわざ、殺されに来るなんて、……あなたも、変わってるわね……! お、おとなしく隠れていれば……だ、誰かの背中に隠れて、生き永らえることができたっていうのに……」
梨花「………決着を、つけたかったのよ。 あなたと私、……この、悲劇と喜劇を引き起こしてしまった、責任者としてね……」
三四「悲劇と……喜劇、だと……ッ?」
梨花「……ええ、喜劇よ」
梨花「こんな田舎の、世界どころか日本ひとつからも見落とされるような寒村で、ただ自分のエゴを通すためだけに、お互いの命を賭して戦い合っている。 まさに茶番だわ。 そうは思わない、鷹野……?」
三四「く、くっくっく……、そうね、とんだ喜劇役者よ、私たちは……! たかが風土病ひとつで国を動かし、大勢の人を巻き込んで道化を演じる……。 それで得られるものなんて、何もないっていうのに……っ!」
(鷹野三四&古手梨花/ひぐらしのなく頃に 祭)
「遊んであげるわ、おいで鉈女…!」
(古手梨花/ひぐらしのなく頃に 祭)
「………敗者なんか、……この世界にいらない…」
「……これが、………古手梨花が奇跡を求めた千年の旅の最後に、……辿り着いた答えよ…」
答えは、……圭一と出会ってから始めた部活の、……一番最初のゲームに、…もう込められていたのだ。
カードの欠けたトランプでゲームをするから、敗者が必ず出るのだ。
信じあい、助け合うことで欠けたカードを補えたなら、………それは52枚の完全なるトランプ。
敗者の出ない、完成された世界。
仲間の出ない、完成された世界。
誰一人、輪の外で指をくわえてなくていい。
誰一人、罪を背負い込んで泣かなくていい。
全員が手を取り合い、罪を赦せる世界。
人が生きる以上、垢が沸くように罪も沸く。
大切なのは罪を沸かせないことじゃない。 罪を赦すことなのだ。
罪に対して潔癖であろうとするから、より世界は醜く歪むものだ。
罪を、受け入れよう。
そして、みんなで赦そう。
それが、古手梨花が見つけて至った、完成された世界…。
それは、……1人を敗者にしなくてはならない、人の世の罪からの解散ーーー。
(古手梨花/ひぐらしのなく頃に 祭)
そなたを、許そう。
生贄を求めてケガレを祓うは人の世の理と知れ。
その世は人の世にあらず。 人と人に巣くいし鬼の織り成す、鬼の世なり。
この理を断ち切るのは人のみではかなわぬ。
それをかなえるために、…我は神の座に座ったのだから。
それは千を超える苦痛。 ……私はこの座を、降りたかった。
神が和を取り持たなくても、…みんなで仲良くやっていける世界をみたかった。
そして、……千年の時の中で、私はようやくそのカケラを見た。
さぁ、…人の子よ。 ……そなたの罪を、我が名の下に許そう。
跪いて悔いるがいい。 そして許しを求めるがいい。 さすれば与えよう。 神が、人を許そう。 人の罪を許そう……。
(羽入/ひぐらしのなく頃に 祭)
私は、この村の守り神ですから…。
(羽入/ひぐらしのなく頃に 祭)